こんにちは!Chihiroです(*・ω・)ノ
今回は独自ドメインのメールアドレスを無料で作成し送受信設定する方法を解説します。
独自ドメインを取得しても、XXX@[独自ドメイン]のメールアドレスを作成する場合、有料サービスがほとんどです。
しかし、無料で独自ドメインのメールアドレスを作れるメールホスティングというサービスがいくつか存在します。
有名なのが、Zohoメールやinbox.comといったメールホスティングサービスですが、容量制限が5GBという肩身の狭い仕様…
しかし!
なんと無料かつ容量無制限で使えるメールホスティングサービスが存在したのです!
その名もYandex。
ロシアのメールホスティングサービスです。
日本のメールホスティングの大半が有料、
Googleすらも独自ドメインのメールホスティングはG Suiteに含めて有料化して打つ手なしと思われましたが、、、
この有料化の流れに流されないサービスがあるとは….
さすがロシア!と思わざるを得ません(´∀`)
YandexはアメリカのGoogleのようなロシア最大級のインターネットプロバイダーです。
ということで今回はYandexで独自ドメインメールを作成・設定する方法を解説します。
Contents
Yandex Passportに登録する
まず、以下のページからYandex Passportに登録してアカウント発行します。
https://passport.yandex.com/registration?from=mail&origin=hostroot_homer_auth_L_com&retpath=https%3A%2F%2Fmail.yandex.com%2F
First name: 名
Surname: 姓
Enter a login: ログインID
Enter a password: パスワード
Confirm password: パスワード再入力
Mobile phone number: 電話番号入力(認証用)
日本国内からなら+81[先頭の0を除いた市外局番から入力]
Enter the code from the SMS: 受信したSMSのコードを入力
※SMS送信後30秒以内に認証コード入力する必要があります。
↓
[Register]
このYandex Passportに登録すると、Yandexのメールなど他のサービスも使えるようになります。
登録時のメールアドレスはGmailなど既存のものを使用しましょう。
Yandex Mailに独自ドメインを登録する
アカウント登録が完了したら、以下のページから独自ドメインを登録します。
https://connect.yandex.com/pdd/
独自ドメインはドメイン登録業者から購入可能です(*・ω・)ノ
私はムームードメインで独自ドメインを購入しています。
独自ドメイン認証をする
Yandex mailに独自ドメインの登録したら、
次にドメイン認証に移ります。
「Domain is not confirmed」という画面が出てくるので、
以下のいずれかの方法でドメイン認証を行います。
- サイトメインページのヘッダーに指定のメタタグを貼り付ける
- 指定のHTMLファイルをサイト上に置く
- 指定のDNSレコードを設定する
- WHOIS情報を確認する
WordPressサイトには変更を加えたくなかったので、
3つ目のDNSレコードを設定を選択しました。
指定されたテキストをDNSのTXTレコードに入力します。
私はムームードメインのDNSを使用しているので、
ムームードメインからログインし、
[ドメイン管理]-[ドメイン操作]-[ムームーDNS]の
指定のドメインにて[変更]を選択。
カスタム設定にて下記を入力します。
サブドメイン: 空欄
種別: TXT
内容: yandex-verification…..(Yandex Connectで指定された文字列)
優先度: 空欄
設定が反映されると認証完了です。
DNSの変更が反映されるまで数時間〜1日かかることがあります。
反映されると、Yandex Connect で登録したドメインが「Domain confirmed」として表示されます。
メールサーバ情報(MXレコード、DKIM署名等)をDNSに設定する
ドメイン認証が完了したら、メールサーバのDNS設定に入っていきます。
具体的には、DNSに以下の3種類の設定を入力するだけです。
- MXレコード
独自ドメインのメールサーバを指定する - SPFレコード
自分のドメインからのメールがスパムと認識されるリスクを減らすための設定 - TXTレコード
確実に想定している送信者からメールが来たということをメール受信者が確認できるようにするDKIM署名を記述する
CNAMEレコードは別名を定義するレコードです。
上記4つの設定値はYandex Connectの [Pricing plans and services] – [Email]で確認できます。
サブドメイン | 種別 | 内容 | 優先度 |
---|---|---|---|
なし(必要であれば”@“) | MX | mx.yandex.net | 10 |
なし(必要であれば”@“) | TXT | v=spf1 redirect=_spf.yandex.net | なし |
mail._domainkey | TXT | v=DKIM1; K=rsa; t=s; p=…[指定値]. | なし |
CNAME | domain.mail.yandex.net | なし |
DNSへの反映を待ちます。
<参考>
https://yandex.com/support/domain/set-mail/mx.html
新規従業員作成でメールアドレスを作成する
DNSの設定が反映されるか確認するために、
早速メールアドレスを作成します。
Yandex Connectから[Organization structure]-[+Add]を選択し、新規従業員画面(New employee)で作成したいメールアドレスを登録します。
※ページが英訳されていない場合、「Organization structure」は「Все сотрудники」と表示されます。
Last name: 姓
Name: 名
Login: 作成したいメールアドレスの文字列@自分のドメイン
Password: パスワード
One more time: パスワード再度入力
↓
[Add]
次にYandex Mailにアクセスし、
作成したメールアドレスで自分のメールボックスにログインします。
https://mail.yandex.com/
DNS設定が反映されると、作成したメールアドレスから送受信が可能になります。
以上で設定完了です。
まとめ
独自ドメインメールアドレスはDNS設定ができれば簡単に作れてしまいます。
有料サービスに走る前にぜひ活用してみてください(*・ω・)ノ