こんにちは!Chihiroです(*・ω・)ノ
今日は健康とは、自然とは何かを考えてみたという話です。
私は中学生の時、初めて食品添加物に
危険性があることを知りました。
家庭科の先生が
「亜硝酸塩とソルビン酸が化学反応を起こすと発がん性物質ができる」
と教えてくれたのです。
添加物に詳しい人にとっては有名な話かもしれません。
私もそれを聞いて最初は衝撃を受けました。
同時に怖いなぁという印象を受けました。
それから大学で農学部に進み、
1年の頃にゼミで読み合わせしたのが
「沈黙の春」という本でした。
1960年代にアメリカがベトナム戦争で
用いた枯葉剤が農薬として使われ、
含有されているDDTが原因で生き物たちが死んでいき、
生物濃縮でDDTが子どもの体内で蓄積されていくという話です。
農薬の怖さが嫌という程感じられる本です。
農薬にも種類があって、
ネオニコチノイド系農薬が危ないとか、
農薬だけでなく合成された添加物、
人工甘味料が危ない、など、
巷にはいろいろな「危ない」という情報で溢れかえっています。
けど、何かがひっかかります。
程度の大きい小さいはあれど、
人は1つの成分だけを摂取しているわけではありません。
今まで安全と言われてきた添加物でも、
別の栄養素と化学反応が起きて
健康に悪影響を及ぼす可能性だってあるわけです。
食べ物だけでなく、
運動習慣や遺伝だって健康に関わっています。
時間差ソルビン酸と亜硝酸塩を摂取した場合も
化学反応を起こして発ガン性物質になるのか。
ガンができても完治できる人もいれば、
悪化させてしまう人もいるわけです。
様々な要因が組み合わさった結果が
病気によって現れるだけのではないでしょうか?
その一方、今の日本では健康に良いと謳う
食品やサプリメントで溢れかえっています。
ビタミンCには抗酸化作用がある、
美肌効果がある、
ダイエットにはこの成分が効く、だとか。
このブログでもいろいろな
熱帯フルーツの栄養価についてこれまで書いてきました。
例えば、マンゴスチンのキサントンが
強い抗酸化作用を持つことは別記事でも紹介しました。
しかし、それと同時にマンゴスチンの食べ過ぎは
体に良くないことも紹介しました。
正直言って、体に悪いフルーツなんて
これまで1つもありませんでした。
1つの点として見ると良し悪しなんてありません。
どのフルーツにも、
あの臭いと言われるドリアンにも健康メリットがあります。
ある特定の病気の人や、
薬を摂取している人は摂取を控えた方が良い
というフルーツはあれど、
健康な人が避けるべきフルーツなんてどこにも見当たりません。
そもそもフルーツはタネを運ぶ動物に
食べてもらうために植物が作ったものです。
植物が動物を病気にし、早く死なせるために
作ったものではないことは確かです。
なぜなら植物は種を運んでもらうために
動物を必要としているからです。
それにもかかわらず、
日本人の死亡原因のトップが
「悪性新生物(ガン)」なのはなぜでしょうか?
もし、医療が発達してガンが見つけやすくなったのであれば、
ガンを早く発見して治療していたら
むしろ死亡原因の比率としては低くなるのではないでしょうか。
そもそも健康とはどういう状態なのか、
なぜガンになるのか、病気になるのか、
私はバランスの考え方を応用し、
自然を見つめることで
自分で納得のいく答えが出せるようになってきた気がします。
バランスというと栄養バランスを想像しがちですが
栄養だけにとどまらず、生態系、生命力、地球資源など
いろいろな規模や次元に当てはめて考えてみるとおもしろいです。
体系的に考え方をまとめきれたらブログ内で紹介しますね(*・ω・)ノ
P.S.
パームオイルは日本ではイメージが良くありませんが、
状態によっては良いパームオイルも存在します。
なぜその状態が「良い」のか、
どうすると「悪くなる」のか。
自然と人工のバランスの話。