【自然農法11】酵母(イースト)の培養方法と使い方

こんにちは！Chihiroです(*･ω･)ﾉ

今回は酵母のお話。
酵母といえば、パンなどの発酵に使われるイーストも酵母の1つです。
植物の栽培においても、植物が弱くなったり病気にかかった時などに使われます。

Contents

酵母の役割

酵母は発酵の最終段階、いわゆる発酵の過程に必要な糖をアルコールと二酸化炭素に分解します。
酵母は代謝を促進し、毛細血管を拡張します。
微生物に分解された有機物質をアミノ酸、ホルモン、ビタミンなどに再合成します。
人間が合成できないビタミン、核酸、ミネラル、ホルモン、脂肪酸などを生成します。
酵母には化学肥料を分解する能力があります。
酵母は通常、果物の表面に付着します。特にブドウには多くの酵母が存在します。

酵母を使うタイミング

植物が弱くなった場合
ウイルス性または細菌性の病気が発生した場合
強い風で枝や茎がひどく損傷した場合
雨季または高湿度の季節に光合成の量が少ない場合
家畜が食欲や活力を失った場合

酵母の使い方

酵母を1000倍に希釈します。
他の自然の農業資材と一緒に葉にイーストを散布すると効果的です。

酵母の作り方

酵母はブドウやイチゴ、りんごといった果物や
レーズンからも培養することができます。
果物を培地として使用する際は、
果物を水で洗わず、そのまま使用します。
レーズンを使う場合は、オイルコーティングされていないものを使います。

材料

ブドウ、いちご、りんご、レーズンなどの培地 60g
浄水 240g
未精製糖 10g
ガラス容器

作り方

1. 容器を煮沸消毒で滅菌します。
2. 材料をすべてガラス容器に入れ、容器の蓋をゆるく覆います。
(密封はしない。)
3. 最適な温度(23-25°C)と湿度(65-70％)のある場所に保管します。
4. 酵母の培養中に真菌から保護するために、1日1〜2回振ります。
5. 5-6日後に泡が発生し、培地が浮いてきたら冷蔵庫に入れ、1日置いて完成です。

酵母は最大1か月間保管できますが、
1週間以内にすべてを使用することをお勧めします。