こんにちは!
月日が経つにつれ、いつの間にか些細な疑問も放置するような癖が
ついている様な気がしてなりません、Chihiroです(;・∀・)
今回は天気と風のお話。
私はマレーシアのペタリンジャヤ(PJ)という地域に住んでいるのですが、
ある時モントキアラに住んでいる友人がWhatsAppで
雨が降ってきたと教えてくれました。
けど自分の地域では雨は降っていない状態でした。
モントキアラは家から向かって北東にあるので雨雲はそのまま東に流れていく、
つまりPJではこの後も雨は降らないだろうと考えた10分後・・・
はい、ご想像の通り、
がっつりPJでも雨が降りましたw(´_ゝ`)フッ
それ以来、北東側に雨雲が溜まっているのを見ると
あー、もうすぐ雨がこっちにやってきよるな、降るな、と
予測できるようになったのですが、
ここでふとした疑問が頭をよぎります。
あれ?雲って
西から東に流れてくるんじゃなかったっけ?
いや、でも毎年9月頃に話題になるヘイズって、スマトラ島から
流れてくるんなら、風は南西から吹いてきているんだよね・・・?
前にマレーシアでも日本と同じように雲が南西からやってきた時も
あったような気がするんだけど・・・
なんで雲が北東からやってくるん・・・?
と、頭が混乱状態に陥ったため、調べてみました。
もしこの記事をご覧のあなたがその仕組みについてご存じであれば、
何をいまさら、と思われるかもしれません。
なんせこの内容・・・
中学理科、高校地理レベルですからw
特に高校地理なんて興味なさ過ぎて
当時テストも暗記で乗り切った自分としては
これを機に勉強しなおし、理解した日には
目からウロコが落ちるかと思いましたw
そして自分の頭の整理という意味も込めて記事にしてみました。
私と同じように、パッとこの答えが浮かんでこない方は
ぜひ最後まで読んで頂ければと思います!
ちなみに私は気象や地理の専門家ではないので、
細かい部分は割愛させていただいてます。
わからない部分があれば、
都度Google先生に尋ねることをお勧めしますw
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なぜ風は吹くのか?
まず、そもそも雲は風に乗って流れているという仮説から、
では風はなぜ吹くのかを調べてみました。
調べていくうえで、こちらの動画がめちゃめちゃ参考になりました♪
ここで、風向きを理解する上で大事なポイントを2つ紹介します。
ポイント1: 風は冷たい方から暖かい方へ吹く
簡単にまとめると、空気は温まると軽くなります。
熱い→空気が膨張→密度が小さくなる→軽くなる→上に上がる = 上昇気流ができる
→空いたスペース(下方)に冷たい空気が入り込む = 風
つまり、風は冷たい方から温かい方へ吹きます。
ポイント2: 海と陸の性質
海の上と陸の上では当然温度は異なります。
というのも、下記のような性質があるからです。
海・・・温まりにくく冷めにくい。
陸・・・温まりやすく冷めやすい。
パンミーを想像してみましょう。
スープ入りのパンミーはアツアツでなかなか冷めませんが、
スープなしのドライパンミーは、
ハフハフするほど熱くはありませんよね?
日本は面積の広いアジア大陸の近くにあるため、
大陸と太平洋の大まかな風の流れに影響を受けます。
夏は陸の方が熱くなるため太平洋側からアジア大陸側に向かって風が吹き、
冬は海の方が温かくなるため、アジア大陸側から太平洋に向かって風が吹きます。
だから寒太郎は北風小蔵なんですねw
ちなみに、風の名前に方角が入っている場合、
その風が吹いてくる基点を示します。
例えば西風なら「西へ吹く風」ではなく、
「西から吹く風」ということですね。
人が感じる南風、北風というのは
あくまで季節風(モンスーン)の話です。
ヘイズなんかも季節風に乗ってやってくると言われていますが、
雲の場合は季節風ではなく、恒常風に乗って流れます。
恒常風とは
そもそも地球に存在する風は大きく分類すると4つの種類があります。
- 恒常風
- 季節風(モンスーン)
- 熱帯性低気圧
- 局地風
1番上の恒常風はなかなか聞きなれない言葉かもしれませんが、
偏西風や貿易風がこの恒常風に該当します。
恒常風には3つの種類があり、偏西風と貿易風、そして極偏東風があります。
今回は極偏東風は端折りますので、
偏西風と貿易風がメインテーマとなります。
この偏西風や貿易風といった恒常風は季節風(モンスーン)よりも強く、
季節風よりも高い位置、およそ上空5000-10000mを吹いていると言われています。
雲は季節風ではなく、この偏西風や貿易風といった恒常風により流れてきます。
偏西風や貿易風といった恒常風の風がなぜできるのかは
下記の動画がとってもわかりやすかったです(・∀・)
簡単にまとめると、偏西風は(緯度20-30度)から
高緯度(北緯、南緯60度あたり)に
向かって吹く西寄りの風で、
北半球では南西風、南半球では北西風となります。
日本の場合: 偏西風
日本は北緯20~45度の範囲にあり、
静岡県や愛知県、京都府、鳥取県などを結ぶ
中央値が北緯35度と言われているので、
ちょうどこの偏西風の影響を
受ける位置にあるということです。
だから、日本ではこの偏西風の影響で、雲は西から東へ動いています。
マレーシアの場合: 貿易風
一方、マレーシアの緯度は北緯4.2度、クアラルンプールでは北緯3度です。
よって、マレーシア上空の雲は貿易風に乗って流れます。
マレーシアでは偏西風は吹いていません(/・ω・)/
貿易風というのは、緯度20-30度から
赤道低圧帯に向かって吹く東風を意味します。
北半球では北東風、南半球では南東風となります。
つまり、北緯に位置するマレーシアでの貿易風は
基本的には北東風になるということです。
これなら雲が北東から流れてくるのも頷けますよね?
ただし、「基本的には」と言ったように、
年中、北東風になるとは限りません。
上で貿易風は「緯度20-30度から赤道低圧帯に向かって吹く東風」
と説明しましたが、この赤道低圧帯というのがミソです。
赤道低圧帯とは、別名、熱帯収束帯とも言いますが、
これは必ずしも赤道と同じではなく、
季節によってこの熱帯収束帯は位置が移動するのです。
なぜ熱帯収束帯は移動するのでしょうか。
それは、太陽の周りを回る公転面に対し、
地球が23.4度右に傾いているからです。
傾いている分だけ、必ずしも赤道直下が
一番暑くなるということはなく、
太陽により近づく場所が赤道よりも暑くなります。
なので、例えば7月などの日本の夏の時期は
赤道よりも少し北側に熱帯収束帯が移動します。
引用元: https://en.wikipedia.org/wiki/Intertropical_Convergence_Zone
上の図の赤い帯が7月の熱帯収束帯、
青い帯が1月の熱帯収束帯です。
他の気象などの影響も受けるため、
熱帯収束帯は毎回同じ位置に移動するというわけではありませんが、
基本的には↑のように移動します。
マレーシアの場合、7月は熱帯収束帯の南側に位置するため、
貿易風は南東風となり、
1月になると熱帯収束帯と同じもしくは少し北側に位置するため、
貿易風が北東風となるのです。
つまり、年間を通してずっと雲の動く方向は同じではなく、
時期によって雲の動く方向が変わるということなのです!(/・ω・)/
まとめ
いやぁ、気象の仕組みとか地理の気候とか
中学高校ではただの暗記科目でしかなかったんですが、
やっぱり実際の生活に照らし合わせて考えてみると
とっても理解が深まりますね(∩´∀`)∩
まさか当時習ったことがいつか役立つ日がくるなんて
当時の自分はまったく想像だにしなかったでしょうw
植物を育てるには気候は超絶大事なので、
今回改めて学びなおす機会ができて良かったです(*ノωノ)