こんにちは!Chihiroです(/・ω・)/
今回は自分の備忘録用としてチェンペダックの栽培方法や、
果実以外の葉っぱや種、樹皮の活用方法などをまとめました。
チェンペダックの食べ方や味、栄養価、チェンペダックを活用した料理などは
下記の記事にて詳しく解説しています(/・ω・)/
Contents
チェンペダックの分類
バラ類(Rosids)バラ目(Rosales)クワ科(Moraceae)パンノキ属(Artocarpus)
チェンペダックの原産地
東南アジア
チェンペダックの品種
マレーシアではCH1, CH2, CH4, CH14-40の合計30品種が登録されています。
チェンペダックの栽培適地気候
熱帯気候での栽培が適しています。
マンゴスチンと同様に超絶トロピカルな地域でなければ生育しません。
乾季にも耐性はありますが、繁栄はしません。
涼しい時期にはあまり灌水は必要ではありません。
チェンペダックの樹形
開放型
チェンペダックの栽培方法
栽培土壌
チェンペダックは一時的な洪水にも耐えられますが、
基本的には浸食しない水はけの良い土壌が栽培に適しています。
pH
pHは6-7が理想的です。
繁殖方法
種子から繁殖させる場合は3-6年で結実し始めます。
接ぎ木で栽培する場合は2-4年かかります。
マレーシアの南部では2月から4月および8月から10月に開花します。
開花から果実が熟すまでは約2-4か月かかります。
株間
7*8mの株間を設けた場合、1haあたり143本を定植可能です。
樹木の高さを3-5mに切り戻し剪定を行う場合、
4.5mの株間でも生育します。
樹木の高さ
野生であれば20mにまで達しますが、通常は12mまで生長します。
剪定で3-5mの高さにすることも可能です。
マルチ
チェンペダックは湿度を好むため、マルチが推奨されます。
施肥方法
初年度はNPK 15:15:15を各樹木に対し500gを3か月に1度与えます。
4年目以降は1.5-4kgまで与えます。
受粉方法
ジャックフルーツと同様に、雌花と雄花が1つの木に開花する雌雄同株です。
雄花は新枝に付くのに対し、雌花は幹から伸びたり主枝から出る短い茎に付きます。
剪定
チェンペダックの木は剪定でコントロールすることが容易です。
暑く湿度の高い時期、木が勢いよく生長する際に剪定を行うことが大切です。
低い位置に太い幹を増やすことが理想的です。
木の高さを下げるには垂直の枝を切り落とします。
昨年の結実の跡は取り除くと良いです。
収穫
チェンペダックは幹や主枝に結実します。
チェンペダックの活用方法
果実
チェンペダックの果実を利用した料理については
下記の記事にて紹介しています(/・ω・)/
種
種子はジャックフルーツと同じく、茹でたり焙煎したりすることで食用可能です。
樹皮
樹皮や果実に含まれる化合物であるアルチオインドネシアニジンは、
腫瘍の成長やガンを防ぐ可能性があるとして研究が進められています。
また、樹皮や果実に含まれるアルチオインドネシアニジンやヘテリフラボンCは
マラリアの治療や予防にも使われています。
葉
チェンペダックの葉には1.8U/gという最高の酵素活性を持っているという研究結果が出ており、
高い商業的可能性を備えた植物プロテアーゼ酵素の代替供給源となり得るとされています。
<参考>
http://pvpbkkt.doa.gov.my/
http://animhosnan.blogspot.com/2010/06/cempedak.html
https://practicalprimate.com/cempedak/
https://agris.fao.org/agris-search/search.do?recordID=MY2015000485