マンゴーの栽培方法、種や葉の活用方法まとめ
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マンゴーの栽培方法、種や葉の活用方法まとめ

こんにちは!Chihiroです(/・ω・)/

今回は自分の備忘録用として、マンゴーの栽培方法や、
果実以外に葉や種の活用方法などをまとめました(/・ω・)/

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Contents

マンゴーの分類

ムクロジ目(Sapindales)ウルシ科(Anacardiaceae)マンゴー属(Mangifera)マンゴー(M. indica)

マンゴーの原産地

インドからインドシナ半島周辺

マンゴーの品種

マレーシアにはMA3からMA247まで数百のマンゴー品種が存在します。

マンゴーの栽培適地気候

マンゴーは熱帯および亜熱帯の湿度のある気候を好み、
霜の降りない地域が生育に適しています。

マンゴーの樹形

開放形

マンゴーの栽培方法

栽培土壌

マンゴーは土質にかかわらず、水はけの良い土壌で良く生長します。
重く湿った土壌は避けます。マンゴーは深く根を張る直根性です。

pH

pHは5.5-7.5が適しています。

繁殖方法

種子による繁殖は、ケンジントンプライド(ピーチマンゴー)などの多胚性品種にのみ推奨されます。
マンゴーには単胚種子を持つ品種と、多胚種子を持つ品種が存在し、繁殖を行う上でとても重要な特徴です。
一般的にインド周辺原産の品種には単胚性が多く、東南アジア原産の品種には多胚性が多くなっています。

単胚種子は交雑により胚が生じるため、母親と父親両方の遺伝情報を持ち、親と同じ実はつけません。
多胚性種子は多くの芽を生成しますが、そのうちの1つは受精に由来します。
受精した実生はしばしば弱くて発育不全であるため、廃棄する必要があります。受精しなかった残りの胚は「珠心胚」という母親の遺伝情報のみを持つ胚で、母親と同じ性質の実をつけます。

よって、多胚種子の品種は実生や接ぎ木、挿し木での繁殖が可能ですが、単胚種子の品種は接ぎ木や挿し木のみで栄養繁殖を行い、実生では行いません。

実生で栽培する場合、マンゴーの種子は非常に急速に生存能力を失います。
果実から種子を取り除いた後、できるだけ早く種子をきれいにすることが不可欠です。
その後、日陰で1?2日乾燥させる必要があります。

植える前に外皮を取り除く必要があります。
胚を抽出する最も簡単な方法は、果実の茎の端で殻を切り、小さなスリットを作り殻をこじ開けることです。

株間

温暖な気候下では、樹木が活発になる傾向があり、高密度植栽には不向きです。
軽い土壌の場合、10mの列間隔と5mの木間隔が推奨されます。
重い土壌や粘土質の土壌では、活力が低下するため、
8-9mの列間隔と4-5mの樹木間隔を使用できます。
アーウィンのようなあまり活発でない品種は、より高い密度で植えられるかもしれません。

樹木の高さ

品種にもよりますが、35mにまで到達することもあります。
剪定を定期的に行い、低く栽培することも可能です。

マルチ

日当たりが悪く、果実の着色が遅い場合には反射マルチを使用するのも効果があります。
また、敷き草などのマルチを行うことで細根が地表面に増え、低温刺激を受けやすくなり、花芽分化が促進されやすくなります。

施肥方法

肥料は緩効性のものを幹から45-90cm離れた部分に撒きます。
NPK=2:2:3など、カリウムが多めの肥料が適しています。

新芽と花芽の発育

木は枝分かれした円錐花序にクリームピンクの花びらを持つ花の密集したクラスターを生成します。
花芽は乾燥もしくは低温(15-20℃以下)で形成されます。夏や秋までに生長が止まった枝や収穫後に切り返し選定した枝から発生し、充実した枝の先端部に着生します。

健全な花芽の形成には、3か月間、日中はとても暑く乾燥した気候、そして夜は寒く風の強い気候が続くことが重要です。
花が咲いてから雨が頻繁に降ってしまうと、結実が失敗します。

受粉方法

マンゴーは雌雄同株です。熱帯では主に大型のハエによって授粉が行われます。

結果枝が下垂すると果実が肥大しにくくなり、着色が悪くなるため、早めに果実を吊り上げます。
遮光率30程度のシルバーネットで覆い、果実の温度を下げることで収穫前落下を減らします。

果実がほぼ成熟した後、収穫の前に再び強い日光を得られると高レベルの甘さを実現します。

果実が十分に成熟していないときや不適切な時期に収穫されると、果実の食感に影響を与え、また酸っぱい味がしますが、強い日光のない湿気の多い気候ではマンゴーの皮は簡単に真菌の影響を受け、果肉が腐りやすくなります。

剪定

マンゴーの木は主枝が3本の杯状形から主枝が2本の一文字整枝に樹形改造することにより
樹高が低くなり、作業性が向上し、また、間伐による単収の低下が少なくなります。
着果数は一文字整枝よりも杯状形の方が多くなりますが、収量自体は一文字整枝の方が
多くなります。
苗木の場合、植え付け後、地上部から50cmの高さで切り戻し、2本の主枝を伸ばします。
成木の場合は、主枝を3本から2本にし横方向へ誘引して一文字整枝を行います。
間伐を行わず、樹冠を長さ約3-5m,幅約2m、高さ訳1.5mの直方体になるよう枝を配置する。

横に伸びた枝は直立枝よりも多く結実するので、剪定では直立枝を取り除くことを目指します。
地面から1.2m程度の高さに満たない低い位置の枝も剪定し、
雑草の除去、施肥、水やりの作業が容易にします。

樹形改造後4年間の樹の大きさは、一文字整枝では長さ3.7~4.3m、
幅2.1~2.3m、高さ1.5~1.6m、
杯状形では長さ3.6~4.4m、幅3.3~4.5m、高さ1.6~1.7mとなり、
一文字整枝は杯状形よりも幅が狭く高さがやや低くなります。

樹高を低く維持するために必ず根域制限を行います。
土壌が乾燥していると枝が折れやすいため、樹形改造時の枝の誘引は
せん定後十分かん水した上で行います。

マンゴーは毎年剪定する必要はありません。
マンゴーの木は枝の先端から開花し、成熟した木材(6週間以上の新芽)でのみ開花します。

マンゴーの活用方法

マンゴーの種は栄養価やミネラルが豊富で、粉砕し粉状にして消費されることもあります。
種から取れる油は頭皮や髪に付けるとフケやハゲの防止になります。

マンゴーの葉には、ポリフェノールやテルペノイドなど、いくつかの有益な植物化合物が含まれています。
テルペノイドは、最適な視力と免疫の健康にとって重要です。 これらは抗酸化物質でもあり、フリーラジカルと呼ばれる有害な分子から細胞を保護します。

多くの植物に見られるが、特にマンゴーとマンゴーの葉に
大量に含まれるポリフェノールであるマンギフェリンには、多くの利点があります。

研究では、抗菌剤として、また腫瘍、糖尿病、心臓病、
脂肪消化異常の潜在的な治療法として調査されていますが、さらなる調査が必要です。

<参考>
http://pvpbkkt.doa.gov.my/
http://www.naro.affrc.go.jp/org/karc/seika/kyushu_seika/2005/2005203.html
https://shop.takii.co.jp/selection/tropical1404_02.html
https://www.jircas.go.jp/themes/custom/mango/minisynop/synopsis04-002.html
https://www.agric.wa.gov.au/mangoes/propagating-mangoes
https://www.agric.wa.gov.au/mangoes/spacing-soil-preparation-and-planting-mangoes
https://www.researchgate.net/publication/280870732_Pollination_Services_of_Mango_Flower_Pollinators
https://www.healthline.com/nutrition/benefit-of-mango-leaf#1.-Rich-in-plant-compounds
https://yaemango.exblog.jp/18526020/
https://www.japanfruit.jp/Portals/0/images/fruit/endemic/pdf/mango.pdf
https://www.astroawani.com/berita-malaysia/growing-harumanis-mango-complicated-expert-147967

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