こんにちは!Chihiroです!(`・ω・´)
今回は久しぶりにマレーシアのローカルグルメなお話なんですが、
マレーシアに住んでる方、訪れたことのある人なら誰もが1度は食べたことのある、
あのサクサク・カリカリなチキン・・・・
そう、今回は
アヤムゴレン
のお話です。
Photo by Lucas Andrade on Unsplash
※アヤムゴレン(Ayam goreng)はマレーシア国民に大変愛されている、
いわゆるフライドチキンのことです。
きっと長年マレーシアに滞在している方なら一度は耳にしたことのある話かもしれません。
先日、とあるママッでナシカンダーとアヤムゴレンをお持ち帰りしたんですよ。
そのママッのアヤムゴレンは割と人気のようで、常に大量のアヤムゴレンが
揚がった状態で積みあがっているんです。
私もよく持ち帰りで利用していたんですが、それがいつ食べても
サクサク&カリカリ&ツイツイしていて美味しいんですよ(*ノωノ)
人気なのもうなずけます。
しかしそんな平穏な日々はそう長くは続きません。
ついにその時は訪れてしまいました・・・
ある日、いつも通りに持ち帰って開けてみると、
アヤムゴレンとおまけにサクサクの衣まで
サービス精神たっぷりに入っていたんですよ♪嬉しいですねぇ(*´ω`)
衣だけまずは一口食べてみると、
何故かガリッと奇妙な音が。
あれ?(チキンの)小骨が入ってる?
最初はそう思ったんです。
しかし口から取り出して見てみると、
チキンの小骨よりも小さな何かのかけらのようなものが出てきました。
※お食事中の方、すみませんm(__)m
それが嚙み砕こうとしても噛み砕けないんですよ。
小骨なら噛み砕けるはずですが嚙み切れずに口の中に残るんです。
ローカルの友人に話してみると、その友人が衝撃の一言。
「ああ、それ、プラスチックだよね(/・ω・)/」
さらに痛恨の一撃。
「私も前にプラスチック入りのアヤムゴレン食べたことあるよ」
その友人とは英語で会話していたので、一瞬私の英語能力がバグったのか、
それとも私の耳が悪くなったのか、はたまた友人の頭がおかしくなったのかと。
しかし再三聞いてみると、本当に実際にプラスチックがアヤムゴレンに
入っていたというのです。
その名も、
Ayam Goreng Plastik
アヤムゴレンプラスチック
作り方はとっても簡単★
食用油の容器であるブラスチックバッグ(つまりビニール袋)を
揚げ油の中に突っ込み高温になったらチキンを揚げるだけ♪
※マレーシアでは一部食用油がビニール袋に入った状態で売られています。
油がヒートアップするとあら不思議。
ブラスチックバッグが溶けてなくなるではありませんか!w((´Д⊂ヽ
聞いた話によると、友人の息子さんが通っていたスクールの学食で、
その息子さんが早弁のために早めに授業を切り上げて(通称サボりw)学食に向かうと、
学食のおばちゃんが揚げ油にその油の容器であるブラスチックバッグを
揚げ油の中に入れていたのを目撃したとのこと。
その子は最初、ただ偶然ブラスチックバッグが入ってしまっただけなのかと思ったら、
おばちゃんがそのプラスチックを見ても取り出そうとせずにチキンを揚げ始めたため、
故意的な行為であるとわかったようです。
おばちゃんはまさかその様子が学生に見られているとは思いもしなかったのでしょう。
すぐさまそのことが学校全体(特にPTA)で話題になり、その事件から1週間で
学食スタッフおよびマネジメントは全て入れ替わりましたとさ。
めでたしめでたし(;・∀・)
そもそも何故そんなことをするかと言いますと、要は揚げ油の中にブラスチックを入れると
揚げた衣がめっちゃカリカリ&サクサクして美味しくなるんです。
しかもそれがサクサクを長持ちさせる秘訣なんです。
ちなみにこれはアヤムゴレンだけでなく、人気のピサンゴレン(揚げバナナ)のお店でも
使われている手法です。
この揚げ油プラスチックの問題は十数年前くらいからずっと存在しています。
しかもマレーシアだけではなく、同じく揚げ物文化が根強いお隣の国インドネシアでも
起こっているようです。
信じるか信じないかは、あなた次第ですw
いやぁ、だからあんなにあのアヤムゴレンは人気なのかと腑に落ちた瞬間でした(´▽`*)w
あのアヤムゴレンはもう一生注文しませんけどねw
マレーシアは石油とパーム油が豊富に取れるだけあって、
プラスチックや揚げ油の扱い方が私の予想の遥か上を行きましたね(/・ω・)/
しかしポジティブに考えると、アヤムゴレンプラスチックを食べれば
整形なしで今の若さや美貌、体型だって長持ちするかも・・・w(冗談です)
カリカリで人気のアヤムゴレンやピサンゴレンにはご注意を・・・!(;・`д・´)