前回、マレーシアでマレー語を勉強するとこんないいことがあるよという記事を書きました。
「でも新しい言語を習得するって時間かかるしなー」とお考えのそこのあなた!
実は日本人にとってマレー語ってとっても習得しやすい言語なんですよ(*・ω・)ノ
「日本人にとって」と言いましたが、他言語の習得しやすさは自分の母国語や育った環境・教育によって異なってきます。
マレー語は日本人にとっては簡単でもフランス人にとっては難しいかもしれません。
ではなぜ日本人にとってマレー語は習得しやすいのでしょうか?
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マレー語は英語に似ている!
マレー語はとっても英語に似ています。
文字も英語と同じくアルファベットを使います。
例えばこんな感じ↓ (英語 : マレー語 : 日本語訳)
- activity : aktiviti : アクティビティ、活動
- heart : hati : 心
- juice : jus : ジュース
- same : sama : 同じ
などなど。挙げたらキリがありません( ̄▽ ̄;)
ちなみに、マレー語が起源となっている英単語もあるんですよ(*・ω・)ノ
- tea : teh : お茶
- ketchup : kechap : ケチャップ、トマトソース
- bamboo : mambu : 竹
マレー語はほとんどローマ字読みでOK!
実はマレー語は日本語にも似ているところがあります。
単語が同じとかそういう意味ではないです。
具体的に何が似ているかというと、発音が似ています。
マレー語は基本的にローマ字読みでOKです。
ただし、少しだけ気をつけたい発音の特徴が3つあります。
Eの発音
子音の次に来るEははっきりとした「エ」ではなく「ウ」に近い「エ」です。
別の言い方をすると、口を広げて「ウ」という感じ。
例えば
Terima kasih : トゥリマカシ : ありがとう
Nasi Lemak : ナシルマ : ナシルマ(マレーシア名物ご飯)
CとKの発音の違い
Kはカ行、Cはチャ行(チャ行なんてないけどいわゆるチャ、チ、チュ、チェ、チョ)で発音しますよ(*・ω・)ノ
LとRの発音の違い
マレー語はかなりRで舌を巻きます。スペイン語並みに巻きます。
昔、Rで舌を巻くスペイン語に近いポルトガル語がインドネシア語、そしてマレー語にじわじわ影響を及ぼしたのでしょうかねー(`・ω・´)
マレー語は英語よりも発音が明快!
日本人の得意とするローマ字読みでマレー語が通じるためか、初心者でもマレー語は英語よりもクリアではっきり聞き取りやすいと思います。
マレー語が出てこなかったら英語で補足!
マレー語でなんていうか分からなかったら、わからない部分だけ英語でしゃべればいいんです。
これ、言語習得の上で結構大事なんですが、マレーシア人は結構よくやるテクニックです。
英語で会話してても英語でなんて言うかわからなかったらそこだけ中国語使う、とか、マレー語で会話してたのに途中から英語に切り替わった、とか。
言語を途中で切り替えるテクニックは多言語国家のマレーシアだからこそ使えるワザ。いろんな言語を織り交ぜて会話しているのを見ると「すげー(*⁰▿⁰*)」と感心しますw
詰まる所、相手に伝わればいいんですよね(๑˃̵ᴗ˂̵)
言葉が通じなくて問題が起こるなんてマレーシアではよくあることなので、どんな方法でもどんな言語でも言わんとすることが伝わればいいんですよ。
マレーシア人もそこまで日本人がマレー語できるとは思っていないので、とにかく最初はマレー語で話してみて、わからなくなったら英語にしたり聞き返したりしてみたりしたらいいと思います(*・ω・)ノ
まとめ
日本では「外国語を学ぶ」というとレッスンを受けたり、検定試験に向けて勉強したり、語学学校に通ったりという方法をイメージしがちですが、実際必要に迫られたり、モチベーションがないと使わない言語を継続して学び続けるって難しいですよね?
語学検定で1級を取ったとしても実際日常でもビジネスでも誰かとコミュニケーションを取る時に使えるものでなければ価値がないわけです(´・_・`)
日本でレッスンを受けるのも良いんですが、マレーシアに来てマレー語を学ぶと、英語でわからない言葉を補ったりすることもできるし、しかもしゃべるとおっちゃんおばちゃん、いろんな人が喜んでくれますw(この話は前回の記事に書いてあります↓)
肩肘張らずに少しずつ習得していきましょう(๑>◡<๑)
参考
http://says.com/my/fun/english-words-with-malay-origins