こんにちは!Chihiroです(*・ω・)ノ
今回のテーマは
魚のアミノ酸、FAAの解説です。
このFAAは植物の栄養生長期と微生物の活性化に効果てきめん!
Contents
FAAとは
魚のアミノ酸(Fish Amino Acid : FAA)は
豊富な栄養素と様々なタイプのアミノ酸(植物のための窒素の元を構成する)を含むため、
植物にも微生物にも生長において価値のあるものです。
特に、イワシやサバ、サンマなどの青魚からは良いFAAができます。
FAAは作物によって直接吸収され、微生物の活動を促進します。
さらに、FAAの効果は少しの尿素と混ぜた時、より発揮されます。
FAAの作り方
原材料・必要なもの
- 魚のアラ、粕(頭、骨、内臓など) : 容器の1/3程度
※青魚であればよりアミノ酸が豊富でベターです。 - 未精製糖、黒砂糖 : 容器の1/3程度
- IMO3
- ネット
- ゴム・ひも
- 土製のツボ、ポリエチレンもしくはガラス容器
作り方
1. 青魚のアラを小さく切り、容器に入れます。
2. 未精製糖を魚と1:1の量を入れ、容器の2/3を満たすように調節します。
3.容器を蚊帳で蓋をし、30日置いて発酵させます。
表面に脂肪分が現れてきた場合、10-15ml(2-3tsp)のIMO3を入れて脂肪を分解します。
IMO3とはこちらの記事にて解説しています(*・ω・)ノ
4. 出てきた液体を抽出したらできあがりです!
FAAの使い方
FAAは窒素が豊富です。
他の自然農法資材と一緒に使えば、
栄養生長期の間作物の生長を促すため、
土と葉の両方に吹きかけると良い肥料になります。
例えば、葉物野菜にFAAを継続的に使うと、
収量が増え、味と香りを良くすることができます。
微生物の働きを活性化するため、
IMOもしくは混合堆肥を作るときに1000倍希釈のFAAを与えるのもGOOD。
サバのFAAはダニやハウスのコナジラミを取り除くのに、
水で希釈したFAAを葉の両面にスプレーするととても効果的です。
FAAを作る際に残った骨は骨の10倍量の米酢(BRV)と混ぜると、
骨が分解され、良質な水溶性リン酸カルシウムになります。
FAA使用の注意点として、
植物の生殖生長期に使うと生長し過ぎてしまうため、
使わないことをおすすめします。
FAAの保存方法
23〜25℃の、直接日光の当たらない涼しい場所に保存します。
まとめ
FAAは魚の食べかすで作れてしまう
コスパ最高な液肥o(`ω´ )o
ただし、発酵するとすんごい匂いになるので、
倉庫など、匂いの気にならない場所に保管しましょうw
韓国式自然農法の基本はこちらの記事で解説しています(*・ω・)ノ