こんにちは!Chihiroです(*・ω・)ノ
今回は久々に自然農法資材のお話。
自然農法資材と堅く書きましたが、
要は自分で簡単に作れちゃう
植物用のリボD、
といったところでしょうか(・∀・)
ちなみに私はリボDよりも
崖っぷちケインなオロナミンC派ですw
えーと、話を戻しましてw
自然農法で、その植物のリボD的な役割を果たすのが、
オリエンタルハーバルニュートリエント(Oriental Herbal Nutrient) 、
通称OHNと呼ばれる液肥です。
ちなみに、ここで言う自然農法とは、
韓国式自然農法のことですので、
自然農法でも流派(?)によってはやり方が異なります。
韓国式自然農法の基本はこちらの記事で解説しています(*・ω・)ノ
OHNはたくさんのエネルギーで植物を強くし、
殺菌作用のあるハーブを使って作ります。
作物を活性化させ、成長を促進する作用があります。
これは一般的なオリエンタルハーブ、
例えばアンゼリカ(セリ科の多年草、シシウドに似ている。)、
トウキ(Angelica acutiloba)、リコリス、シナモンを発酵させたものです。
※成長作用を維持するため、茹でるのではなく発酵させます。
ただし、にんにく、生姜、シナモンは生のままもしくは
乾燥させた状態で用いられます。
Contents
OHNの使い方
OHNはIMO3やIMO4、土壌改良液、
そして種子処理液を作る際にも加えます。
IMOについてはこちらの記事で解説しています(*・ω・)ノ
OHNは作物の栄養生長期、変化期、そして生殖生長期の
全生長過程で効果があります。
植物の生長過程についてはこちらの記事で解説しています(*・ω・)ノ
OHNはいつでも使うことができるのです。
作物が弱っている・病気にかかっている場合の使い方
弱っている作物を元気づけるためには、
1000倍に希釈したOHN、500倍に希釈したFPJ、
500倍に希釈したBRVを混ぜ、葉っぱにスプレーします。
FPJについてはこちらの記事で解説しています(*・ω・)ノ
軟腐病や炭疽病の植物には、1000倍希釈のWCAを加えて使います。
べと病やうどんこ病を止める作用もあります。
OHN with シナモンの作り方
シナモンを使ったOHNの作り方。
原材料
- シナモンの皮 250g
- 酒 or ビール 750ml
- ジャー or ボトル(ガラス容器や壺など)
- 未精製糖 250g
- ろ紙(ジャーの蓋用)
- ゴム(蓋用)
作り方
1. シナモンをジャーに入れ、酒で完全に浸し、ジャーの2/3を満たします。シナモンは1,2日で水分を吸収します。
2. 未精製の黒糖をシナモンと同量ジャーに入れます。
3. 容器をろ紙で覆い、ゴムで縛り3-5日発酵させます。
4. 2週間毎朝、棒でかき混ぜます。
5. 発酵後、長期保存のため蒸留酒を残りの容器の1/3に入れます。
(45日以内に使えるのであれば蒸留酒は不要であり、水でも可。)
OHN with にんにく or 生姜
にんにくの下準備
にんにくの全部の房(1kg)を新鮮で水洗いしていないにんにくを選びます。
湿気を含む皮や根っこも含め全て粗く潰します。
生姜の下準備
水洗いしていない生姜を集め、土を振り落とした後、粗く潰します。
作り方
1. 1kgの粗く潰したにんにくもしくは生姜をジャーに入れます。
2. 未精製糖も同量の1kgを加え、ろ紙で蓋をします。混合物はジャーの2/3を占めるようにします。この2/3という割合が良い発酵にとても重要です。これを4-6日置きます。
3. ジャーを硬い蓋もしくはビニールのラップで覆います。毎日1週間時計回りに優しくかき混ぜ、さらに4-6日置きます。
4. 内容物をろ過し、抽出物を別のジャーに入れ、長期保存します。
5. 抽出工程は水を加えるのが難しく、ジュースを抽出するため、使用期限は45日間です。
6. 長期間保存するには、抽出物にお酒を入れます。
下の写真は私が実際に作ったOHNです(*´ー`*)
OHN 1日目。
9日目
生姜バージョンのOHNはこんな感じです(*ノωノ)
いい感じに発酵の香りがします。
にんにくバージョンのOHN。
こちらは少し発酵が足りてなさそう…(;・∀・)
後ほどにんにくOHNの2つの瓶を合わせてブラウンシュガーを少し足しました。
OHN15日目。
生姜バージョンOHNを移し替え。
OHNの希釈率
OHNと水の希釈割合は1:1000です。
この割合は気候や植物の状態によって変えられます。
使用直前に3種類のOHN(にんにく: 生姜:シナモン):水 = 1:1:1:1000で混ぜることも可能です。
まとめ
シナモンの皮はともかく、
にんにくや生姜は手に入りやすいので、
家庭菜園用にも自作してみてはいかがでしょうか(*・ω・)ノ