こんにちは!最近すこぶる元気なChihiroです(/・ω・)/
先日、Bentongにある自然栽培農家さんを訪ねた時、昼食後に農家さんの奥さんが、
「ブアパラをもらったんだけど食べない?」
と、言い出すので、
(ブアパラ?Palaってナツメグのことかな?)
と思いを巡らせていたところ、ブアパラが大量に出てきましたw
Buah Pala(ナツメグ)ではなくBuah Perahでした(;・∀・)
←RとLの発音の区別ができない日本人。
今回はこのBuah Perah(ブアパラ)の味、栄養価、栽培、購入場所を解説します(/・ω・)/
Contents
パラ(Perah)とは
Perahというのはマレー語でミルクの意。
トウダイグサ科Elateriospermum 属(エラテリオスペルマム属)の植物で、
学名はElateriospermum tapos(エラテリオスペルマム・タポス)。
原産地はマレー半島、タイ、ボルネオ島、スマトラ島。
食用以外には油料種子、燃料や木材としても使用されています。
果実の大きさは3-4cm程度で1つの繭の中に3つの種子が含まれています。
皮は栗のように固いです。
パラの栽培方法
自然に生長すると高さ約27~50mにまで到達します。
樹皮は淡褐色から灰色、表面は滑らかから細かく裂けています。
葉は楕円形もしくは卵形で、長さ約5〜24 cm、幅2〜7.5 cm、三角形、葉柄長さ約1〜8 cm。
表面は滑らかで、若い葉は赤くなる傾向があります。
花白から淡黄色の花は、雄花は幅が約2.4〜3.5 mm、雄しべは黄色、雌花は幅が約3.2〜5.3 mmで、柱頭が厚くなります。
全日光を必要とし、種から繁殖します。
パラの栄養価
パラに含まれる油分には多価不飽和脂肪酸が豊富です。 神経系の発達に重要な成分であるオレイン酸と、エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)を合成するオメガ3脂肪酸シリーズの前駆体であるα-リノレン酸(ALA)を高い割合で含んでいます。
パラの味
ブアパラの味はまるでカシューナッツ!!(*ノωノ)
形はアーモンドのようです。生でも全然いけますw
これがなかなか食べだしたら止まらないのです♪
しかしどうやら味は当たり外れがあるようで、外れは苦いようです(;・∀・)
ラッキーなことに私はまだ苦いパラに遭遇したことはありませんが。
パラの食べ方
パラは生で食べすぎるとめまいを起こすらしいのですが
私も農家さんも生でコリコリたくさん食べておりましたw
基本的には茹でたりローストにしたり、揚げたりすることが多いようです。
マレーシアのPahang州Jerantutではこのブアパラを使った伝統食、Asam Rong(アッサム・ロン)があります。
Asamと名の付くものの、酸味がなく、少し苦くて脂っこい味がするとのこと(;・∀・)
ブアパラはよく漬物にもされるようです。
また、砕いて発酵させたパラはサンバルの香りづけにも使用されます。
パラの入手場所
私はこのブアパラをPahang州Bentongの農家さんにお裾分けしてもらいましたが、
どうやらPahangのJerantut, Lipis, Raub周辺ではよく見かけるナッツだそうです。
漬物も1杯RM3-5程度で売られているとのことです(/・ω・)/
まとめ
いやぁ、まさかマレーシアにこんな美味しいローカルなナッツが存在するなんて知りませんでした(*ノωノ)
けど生で食べると有害だなんて今でも信じられませんw
しかしPahangは発行料理のバリエーションが多くて興味深いですね♪
まだお持ち帰りしたパラが家に残っているのでローストにして食べてみようと思います(*´ω`)
参考
https://www.nparks.gov.sg/florafaunaweb/flora/2/8/2875
https://publications.waset.org/5267/comparison-of-physico-chemical-properties-and-fatty-acid-compostion-of-elateriospermum-tapos-buah-perah-palm-oil-and-soybean-oil