あけましておめでとうございます。
今年はもっとブログ更新をしますと毎年誓い続けて早5年、進歩があるのかないのかわからない、Chihiroです(/・ω・)/
きっと今年もマイペースな不定期更新を続けていくと予想されますが、温かく見守ってくださいませ。
去年はどちらかと言えばブログ更新よりもインスタグラムやツイッター更新が多かったので、SNSも合わせてフォロー頂けると嬉しいです♪
どうぞ2022年もよろしくお願いします。
さて、これは去年の年末の出来事になるのですが、ケダ(Kedah)州のバリン(Baling)へ行った際、とある初体験をしました♪
それは・・・
ウサギ肉を食べたこと!(∩´∀`)∩
(そういえば来年はうさぎ年ですねw)
いやぁ、実は前にペナンに行った時、マレーシアではおなじみのハンバーガーのストールでウサギ肉のハンバーガーメニューが目についたんですね。
即効で注文したんですが、なんとウサギ肉だけ品切れ中だったのです(´;ω;`)
その後別のバーガーストールを見つけては、ウサギ肉がないか聞きましたがどこも置いていなかったんですね。
ずっと置いてないならメニューに載せるなよってツッコみたくなりますが、きっと昔はウサギ肉がもっとポピュラーだったのでしょう(*ノωノ)
今回はそんなウサギ肉がマレーシアで食べられるようになった経緯や、私が実際に食したウサギ肉の味、栄養はあるのか、どうやって購入できるのかなど紹介します♪
「ウサギ肉食べた記事」なのに可愛い画像ですみません(;・∀・)
Contents
マレーシアでウサギ肉が広まっている背景
調べてみると、実はウサギ肉が広まったのはつい最近のことのようです。
ずっと昔から食べていた、というわけではないんですね(∩´∀`)∩
ウサギ肉生産はマレーシアでとても新しい産業ですが、産業発展を目的とした政府による政治活動や努力により(1993年時点で)一般的となってきました。政府の目論見によると鶏肉消費の20%をウサギ肉で代替することができます。
引用元: https://agris.fao.org/agris-search/search.do?recordID=MY9305709
日本では現在のところウサギ肉を食べる習慣はありませんが、イタリア、スペイン、フランス、中国では一般的に食べられているようです。
マレーシアがウサギ肉生産を奨励し始めたのはもしかしたら中国の影響なのかもしれませんし、東南アジアにおいてはインドネシアやベトナムでも食されています。
マレーシアでのウサギ肉の生産状況
2020年時点でもまだ若年起業家によるウサギ肉生産の事業立ち上げはMAFI(Mistry of Agriculture and Food Industries)により奨励されており、ウサギ肉は牛肉や羊肉に代わる肉として潜在的な需要が大きいとしています。
ウサギ肉は生産サイクルが短期間であり、運用コストも低く、リターンも良いといわれています。マレーシア内のうさぎの数はブロイラーとペット用を含めて33,701羽と概算されています。(2020年11月時点)60~90日でウサギ1羽あたり1~1.6kgになると食用肉として十分な重量になります。
一般的に、マレーシアのほとんどのウサギ農場は中小規模で、500〜1000頭の繁殖雌を飼育しています。 食肉の最も一般的な品種はNew Zealand WhitesとCalifornian Whitesですが、ペットの品種はヨーロッパや世界の他の地域の品種で構成されています。 小さなミニチュアの品種から、大きくて3〜5kgの重さの品種にまで及びます。 マレーシアの農家はオーストラリアとアメリカのウサギ飼育基準で設定された標準に従い生産しています。 市販の肉用ウサギには、多くの飼料工場から供給されるウサギのペレットが与えられ、通常、粗タンパク質含有量は18〜20%です。 ペットのウサギはウサギのペレットを与えられ、葉物野菜や草の干し草が補充されます。 マレーシアの小さな飼育場では、他の動物を飼育しており、ウサギをケージで飼育し、入手可能な飼料を与えています。
引用元: http://world-rabbit-science.com/Other-Proceedings/Bali-2nd%20Conf-Rabbit-Production–Indonesia-2013/2013-Bali.htm
食肉となるウサギはメスなんですね。鶏に近いものを感じます。
ウサギ肉は健康に良いの?
ウサギ肉は鶏肉と比較してカリウムが多く、鉄分は鶏肉の約2倍含まれています。
鶏肉とウサギ肉の栄養素を比較した表がこちら(/・ω・)/
鶏肉(140g) | ウサギ肉(141.7g) | |
---|---|---|
カロリー(kcal) | 266 | 291.7 |
総脂肪 | 10g | 11.8 |
飽和脂肪 | 2.9g | 3.5g |
多価不飽和脂肪 | 2.4g | 2.3g |
一不飽和脂肪 | 3.7g | 3.2g |
コレステロール | 125mg | 121.7mg |
ナトリウム | 120mg | 51.7mg |
カリウム | 340mg | 425mg |
総炭水化物 | 0g | 0g |
食物繊維 | 0g | 0g |
砂糖 | 0g | 0g |
たんぱく質 | 41g | 43.3g |
ビタミンA | 1.5% | 0% |
ビタミンC | 0% | 0% |
カルシウム | 1.6% | 2.2% |
鉄 | 9.4% | 18.3% |
引用元: https://www.nutritionix.com/food/chicken-meat
https://www.nutritionix.com/food/rabbit-meat
少し意外だったのが、ウサギの方が鶏肉よりもカロリーが多く、総脂肪も多いということ。
脂肪量やたんぱく質はウサギや鶏の生産環境によって変わるので、あくまで参考程度に(/・ω・)/
ウサギを食べるなんて可哀そう?
私がウサギ肉を食べたと話したところ、悲しそうな反応をした方がいました。
日本人はともかく、ローカルでもウサギ肉を食べるのに抵抗を感じる人はいるようですね。
私もその気持ちはわかりますよ。
YouTubeでウサギがぴょんぴょん跳ねている動画に一時期癒されハマったこともありますしw
しかも小学生の頃は学校で飼っていたウサギのお世話もしていました。
あんな可愛い生き物を屠殺して食べるなんてひどいなぁと思う気持ちもわかります。
けど、それとこれとは話が別なんです。
ペットとしてのウサギならもちろん食べようとは思いませんが、食べるために生産されたウサギは美味しく頂きます(*ノωノ)
そもそも「食べる」ということは「命を頂く」ということですから。
この辺の考え方はこちらの記事で詳しく語っています(/・ω・)/
私たちは植物であれ、動物であれ、菌であれ、命を頂くことで、こうして生きています。
鶏肉のニワトリは可愛くないから食べていいのか、
植物はちぎってもまた生長するから食べていいのか、
そういう話になってきますよね。
大切な命を頂くから「いただきます」を言うのです。
頂くと決めている命だから、その命をせめて生きている間は幸せに過ごしてほしいと尊重するのが筋だと思っています。
そして頂いたエネルギーを有効活用できるようにもっと自分が生を謳歌したらいいのです(*ノωノ)
ウサギ肉の味は?
ウサギ肉を欲して早5年。
満を持してやっと食べられる日がやってきました(/ω\)
一体どんな食感なんだろう・・・ワクワクドキドキが止まりません(*ノωノ)
個人的には羊肉や牛肉よりも鶏肉に近い肉質なんじゃないかと予想しました。
BBQ直前のお肉はこんな感じ↓ぱっと見、鶏肉みたいです。
そして今回、ウサギ肉はBBQで頂きました♪
マレー系の甘じょっぱい系の味付けなので他の肉でも間違いなく美味しくなるやつです(/・ω・)/
おそるおそる、一口かぶりついてみると、
その味はまるで・・・
鶏肉!!!!( ゚Д゚)
しかし鶏肉よりもとっても肉質が柔らかく、繊維質が少なくて噛みやすさ抜群♪
しかも鶏肉のような臭みが全くなく、臭みの無さで言えば他の豚肉や羊肉、牛肉と比べても圧倒的にウサギ肉が勝ります。
お肉の色は鶏肉よりも白っぽく、それでいて骨の数も鶏と大差はありません。
個人的にはもっと肉の部分が少ないのかと思ったら、意外とお肉たっぷりついてるんですね、うさぎちゃん((ノェ`*)っ))タシタシ
脂肪分もほとんどなく、たんぱく質をたっぷり取れるので健康的なお肉だと感じました(*ノωノ)
いやぁ、まさかウサギ肉がここまで美味しいとは思いもせず♪
もっと臭みがすごいのかと思ってましたw
BBQでマレー系の味付けで食べたから美味しかったというのも一理あるかもしれませんが、近くのスーパーで売られていたら間違いなくリピートします(*ノωノ)
ウサギ肉の購入方法
マレーシア国内で私の知人にウサギ農場を経営されている方がいるので、仲介可能です(/・ω・)/
もしご興味がある方はこちらからお問い合わせください(*ノωノ)
まとめ
予想以上にウサギ肉が美味しくて今回とても衝撃を受けましたw
次回はウサギ肉を唐揚げにしたいなぁ♪(*ノωノ)
参考
https://www.thestar.com.my/news/nation/2020/11/02/govt-support–for-rabbit-meat-production-will-continue
https://tastecooking.com/why-eat-rabbit/